日記2/29
今年が閏年であることをすっかり忘れていた。そうでなくとも一年が365日であるから、平均一月30日以上ある計算で、32日の月がないのだから28日なんていうお荷物が存在するわけないという謎の思い込みがあり、29日が一日多いという感覚よりやっぱりまだまだ短いと思ってしまう。 日記と言いつつ当たり前のように28日を飛ばしていて三日坊主にすらなれていない。
やったこと
読書
28日に図書館の魔女4巻を読了。ファンタジーでありながらライトノベルでよく見られるお決まりをすべて高いレベルでこなす最高の娯楽小説だった。一番好きなのは2巻だが、4巻後半も引けを取らないほどの良さがある。いつか来る別れをお互いに理解していながらそれを声に出さず今を噛みしめる状況が好きすぎる。いやマツリカが可愛すぎるだろう。最後は泣いてしまった。年一で良い小説に出会えたらそれだけで生きている価値があるのかもしれない。去年の最高は「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件」です。どっちも早く読め！！！！！！
29日 : なにもしてない
良い創作に触れると、自分が創作ができないことを心底悲しく思う。金や能力なんてものを追い求めるのは自分の内から生じる創作欲が存在しないための代替行為でしか無く、自分を信じられる人間が羨ましい。
あれ？
28・29共にほとんど何もしていないな？いつの間にか3月になっていたしもうめちゃくちゃだ。研究が嫌で就職が銀の弾丸のように感じていたが、いざ研究しなくて良くなり感情が落ち着いてくるとそもそも自分は労働すらしたくないな、と心の底から思う。でも働かないと生きてはいけないし、博士なんて取りたくもない(これも一種の労働か)わけだから選択肢は一つしか無いわけだが、やっぱり自分の部屋の自分のベッドの上で自堕落に時間を浪費するのが一番の夢だ。普通は何かをしたい、動かしたいという欲求が労働以上にあるものだろうけど、自分の場合は何もできなくていいから停滞した時間に身をおいて老いていきたいと強く思う。
学部卒になりそうとメールしたら、3/10に電話で話そうということになった。メールの返信もおそすぎるし、しかも再来週かよ... リクルーターだけでなく、面接を担当した2人を合わせた4人で話し合いをするらしく、今から緊張してきた。どうなっちゃうんだろう俺...
思考
他人のfavを眺めていたら、こんなツイーターを見つけた。
これマジ？イントロがモールス信号から始まるのは周知の事実だが歌詞そのものもモールス信号になっているなんて全く気づかなかった。やっぱり畑亜貴は天才なんだろうな。昔ハルヒの曲で最強パレパレードってのがあったんだけど、それの歌い出しって「いまやさいきょうぱーれぱれーど つまりさいこうはーぴはぴー」みたいな感じなんだわ。それのリズムがトトトツーツーツートトトになっててモールス信号のSOSになってるわって気付いて最強だわと思った。
— るい (@madobe_no_otaku) 2019年2月2日
畑亜貴と田代智一といえば僕が好きなのは止まレ！なんだけど、この曲のサビ最後の「今思えば笑えるほどだったよね もう忘れてた 君を探そう」の歌詞の終わってしまった過去を懐かしむ切なさと、落ちていくコード進行が生み出す哀愁が明るい曲に影を指すように映えて胸が苦しくなる瞬間がたまらなく気持ちが良い。畑亜貴は原作を全部読んでからアニメの内容に沿った歌詞を書くそうで、この歌詞も必ず原作に着想を得ているわけで、歌詞を読むと明らかに消失を意識しているんだよね。インタビュー[1]ではエンドレスエイトのことは聞いていなかったと発言していて、やっぱり本当は2期の真ん中で消失を演る予定だったのが映画化が急遽決まった結果エンドレスエイトが生まれてしまったんだね。ヤマカンも言っていた[2]からほぼ間違いがないことなんだけどこうして歌詞の面から裏が取れるのは面白いよね。アンサイクロペディア[3]には畑亜貴がエンドレスエイトの企画を聞いて作ったとありそれっぽい解説もあるがもちろんデマである。
この歌詞、上に挙げた部分が強く印象に残っていて、長門の曲のはずなのにこの部分だけハルヒっぽいよなあと漠然と感じていて、その後読んだ驚愕の大学生ハルヒのイメージと重なって思い浮かぶんだけど今になって歌詞を読み返すとこの歌詞はすべて消失長門の側から書かれているわけじゃなくて、ハルヒやキョンの視点も含まれているみたい。部分的にはハルヒでも消失長門とも取れるような歌詞、でも歌い出しは明らかに長門という二重の解釈が可能になっていて自分にはこれといった確かな考察ができない。そしてタイトル「止まレ！」はどちらの発言なんだろう？畑亜貴はその答えは明かさないとしているが、たしかにあるはずなんだよね。大百科のコメ7番に放送当時の感想が残っていて、やっぱり原作を知った上で初見で聴くと消失の歌詞ととれるよね～と共感しちゃった。
考察が読みたくてggったもののゴミ政策[5]のせいで考察ブログが全く出てこない(というかハルヒ2期が2009年、つまり11年も前というのが信じられない)。bingで検索してもほとんど出てこないなあ。知恵袋にそれっぽい質問[6]があり、ハレ晴レユカイの逆、一度しかない青春よ止まれという回答がでている。でもそれだと「過去を取り替えたくない」だとか「なぜ泣けたんだろう」、サビ最後の悲しさの十分な説明にはならない気がするなあ。もうちょっと考えてみようかな。 この10年に出たどのアニメよりもハルヒが面白いんだよね、老害まっしぐら！
[1] note.com
[2] dic.nicovideo.jp
[3] https://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E6%AD%A2%E3%83%9E%E3%83%AC!
[4] ニコニコ大百科: 「止マレ！」について語るスレ 1番目から30個の書き込み - ニコニコ大百科
